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     2011年度
    趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。   
    ウィーン放送交響楽団 
     2012-03-07/クラシック
   

 3月6日(火)18時30分から、長野県県民文化会館(ホクト文化ホール)にて、ウィーン放送交響楽団の2012年公演を聴きました。一昨日聴いた群馬交響楽団も素晴らしかったので、期待も膨らんでいました。

 モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲からステージが始まりました。何度も耳にしたことのある有名な曲でしたが、息もピッタリと合い、どの楽器もとっても素晴らしい音色で、あっという間にウィーン放送交響楽団の世界に引きずり込まれました。さすがとしかいいようがないくらい上手な素晴らしい演奏でした。

 続いてのステージは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」でした。ピアノソロはシュテファン・ヴラダーです。このピアニストの絶妙な技法に感動しました。感情をたっぷりと指先に込めた演奏は、私だけではなく、会場全てのお客さんを魅了したことと思います。

 メインステージはおなじみ、ブラームス交響曲第1番、通称“ブライチ”でした。前プロ、中プロと感動しっぱなしで、期待し過ぎていたせいか、ちょっと雑なように感じてしまいました。素晴らしい演奏なのですが、私の感覚に今ひとつフィットしなかったというか、ちょっと物足りなさを感じました。ピタッと揃ってほしい箇所が、弦とパーカッションで微妙にずれたりするところが気になりました。きっと指揮者(コルネリウス・マイスター)の曲作りに、クラシック音楽初心者の、私の感性がついていかなかったのだと思います。でも、この曲は大好きですし、よい音が最後まで鳴り響き素晴らしい演奏であったことは間違いありません。

 興奮して立ち上がって拍手を送るお客さんに対し、3曲もアンコールをしてくれました。本当に充実した楽しい一時でした。

 いよいよ次は、今月20日(火)の北オケです。ラフマニノフが楽しみです。

     
    群馬交響楽団  
     2012-03-04/クラシック
   

 地方にありながら、かなりよい演奏をすると評判の群馬交響楽団の演奏会に行きました。近くの千曲市更埴文化会館(あんずホール)での演奏会でした。指揮者は鈴木織衛先生で、楽しみにしている今月20日(火)仙台市にある川内萩ホールで行われる北オケの指揮者でもあります。

 さて、ウェーバーの歌劇「オベロン」序曲から始まりました。さすがにプロだけあって、学生団体とはまたひと味もふた味も違った技術での演奏でした。続いてボロディンの交響詩「中央アジアの草原にて」が演奏されました。こちらも余裕のある素晴らしい響きでした。そして、リスエアのトランペットと弦楽のためのコンチェルティーノが全曲演奏されました。トランペットソロは群馬交響楽団のトランペット第一奏者である太田恭史氏です。こちらも実力を十分に感じさせる好演奏でした。

 休憩後、メインステージはおなじみドヴォルジャークの交響曲第8番ト長調、いわゆる“ドヴォハチ”でした。最近よく演奏会で聴く曲ですので、多少、今までの演奏と比較しながら聴くことができました。曲作りの違いに、わくわくどきどきしながら最後まで楽しめました。

 今月は、明後日ウィーン放送交響楽団の演奏会、そして、20日に北オケと、演奏会が続きます。とっても楽しみです。

     
    信州大学医学部室内楽第5回定期演奏会  
     2011-12-28/クラシック  
   

 12月25日(日)クリスマスの日の14時から、松本文化会館の中ホールにて、信州大学医学部室内楽第25回定期演奏会が行われました。第2回目から連続して聴かせていただいていますが、回を重ねる毎に見事に上達している団体で、今回も大変に楽しみにしていました。

 いつものように、前半は各楽器、あるいは小集団のアンサンブルが、オムニバス形式で行われました。休憩を挟んでその小集団の数も多くなり、ブラームスの弦楽6重奏第1番、エルガーの弦楽のためのセレナード、そしてメインはモーツァルトの交響曲第40番第3楽章が演奏されました。

 アンサンブルでは、バッハの2本のフルートのための6つの二重奏第1番が大変に素晴らしく、奏者が退場した後も、拍手が鳴り止みませんでした。

 何と言っても、メインのモーツァルトのメヌエットは圧巻でした。学業に忙しいためでしょうか、第3楽章だけしか演奏がなされませんでした。全楽章聴けなかったことが残念でたまりません。前回の演奏会でも思いましたが、次回からは、休憩後は交響曲を全楽章聴くことができれば嬉しいです。

 クリスマスの日にすてきなコンサートを、しかも無料で聴くことができて、大変に幸せな一時をおくることができました。

     
    東北大学交響楽団第157回定期演奏会  
     2011-12-13/クラシック  
   

 12月10日(土)18時30分から、仙台市にある川内萩ホール(東北大学百周年記念会館)にて、東北大学交響楽団第157回定期演奏会を聴きました。音楽顧問の菊池健夫氏の指揮による、力のこもった演奏会でした。学生団体ではトップレベルにあるこの楽団は、全く期待を裏切ることなく、大きな感動を与えてくれました。

 最初、追悼演奏と言うことで、G線上のアリアを演奏しました。やや暗い照明の中、追悼演奏にふさわしく、ゆったりとした静かな音色で奏でました。拍手をすることなく、厳粛な内にこのステージが幕を閉じました。

 プログラムに記載された第一ステージは、ヴェルディの歌劇「運命の力」序曲でした。大変にメリハリがきいた曲作りをされていて、普段CDで聴き慣れたものとは別の曲のようでした。力強い演奏で好感が持てました。

 続いて中プロは、モーツァルトの交響曲第35番ニ長調「ハフナー」でした。これも指揮者の思いがそのまま演奏となって表現されていました。やはり独特な、メリハリのきいた曲作りになっていましたが、この曲の解釈も楽しく聴くことができました。

 メインはチャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調のおなじみ「悲愴」でした。聴き慣れた曲だと思いきや、またまた、独特な解釈で、驚きの中にも感動を覚えました。

 指揮者は、一見お年に見える(失礼)方でしたが、曲作りはエネルギッシュで若々しく、団員の力を遺憾なく発揮させていました。学生団体にはありがちな、金管の不安もなく、全般的にすべらしい演奏会でした。アンコールのハチャトリアン、仮面舞踏会のワルツも、学生団体ならではのエネルギッシュな演奏で好感が持てました。仙台まで足を運んだ甲斐がありました。

 次回158回の定期演奏会は7月15日(日)とのこと。ブラームスの1番が聴けることを楽しみにしています。

     
    信州大学交響楽団第88回定期演奏会  
     2011-12-01/クラシック  
   

 信州大学交響楽団第88回定期演奏会を聴きに行きました。11月23日(水)午後2時からは、ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)大ホールで、11月26日(土)には、松本文化会館大ホールでの演奏でした。両方とも聴かせていただきました。

 「ヘンゼルとグレーテル」序曲でステージが始まりました。残念なことに、練習不足だったのか、時々金管あたりから変な音がきこえてきて、期待はずれでした。しかし第2ステージのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、ピアノ独奏の太刀川琴絵さんの素晴らしい演奏に支えられたこともあって、大変に満足のいくステージとなりました。さらにメインプロの、ブラームスの交響曲第1番は、予想をはるかに上回る名演奏でした。どきどきして聴いた金管楽器も無事に素晴らしい演奏をしました。長野でも松本でも同様な感想を持ちました。

 アンコールとして演奏されたチャイコフスキーのトレパークやシュトラウスの雷鳴と電光は盛り上がった勢いで演奏を締めくくりました。全体としては最初に難があったものの、学生らしい素晴らしい演奏会でした。

 特に長野の観客が少なく、残念に思いました。また、同じ長野で、後部座席に座っていた親子が、防寒着を着たり脱いだりしていたのか、ビニールが擦れ合う音が鳴り止まず、また時々会話をしている雑音が気になりました。クラシックを聴きにくるなら、親として我が子に最低限のモラルは教えてほしいものだと思いました。

     
    ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
     2011-10-01/クラシック
   

 半年以上も前から楽しみにしていた演奏会でした。震災の影響で海外からの公演が立て続けに中止となり、一時は本当に演奏会が開催されるのか心配した時期もありました。しかし予定通り9月28日(水)に公演が行われました。スメタナ交響詩「わが祖国」より<ボヘミヤの森と草原から>から演奏が始まりました。音はとってもきれいだったのですが、ちょっと拍子抜けしてしまいました。事前の期待が大きすぎたためか、理由は今でも分かりません。アレクサンダー・マルコヴィッチの長身から繰り出される、切れのよい指揮には好感が持てましたし、印象的でした。

 ところが、第二ステージのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲はとても素晴らしいものでした。もともとこの曲が大好きでしたが、フレデリーケ・サイスのソロは圧巻でした。会場からは、各楽章が終わる度毎に、すさまじい拍手が鳴り響きました。期待していたこの曲の醍醐味を味わうことができました。ただ、この曲のもっとも聞かせどころのカデンツァのところで、臨席に座っていたご老人が、カデンツァの間中ずっとバックの中をまさぐり、ガサガサと音を立てていて、周囲人たちからも顰蹙を買っていました。このことが凄く残念でした。

 メインステージは、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」でした。チャイコンの興奮がそのまま継続し、素晴らしいステージとなりました。会場の感動は、第三楽章が終わったときの拍手に現れていました。

 2時間30分近くの長い演奏会でしたが、あっっという間でした。聴きに行く予定の12月10日東北大学交響楽団の定期演奏会でも「悲愴」を行うと聞いています。その演奏が楽しみです。

     
    東京大学音楽部管弦楽団サマーコンサート2011  
     2011-08-10/クラシック
   

 8月6日(土)私の誕生日の午後2時半から、長野県松本文化会館大ホールで、東京大学音楽部管弦楽団によるサマーコンサート2011が行われました。かなり早く(1時半頃)会場に到着したものの駐車場が満杯で、その人気の高さに驚きました。結局、駐車場の混乱で、開演が15分遅れて演奏会が始まりました。

 まずモーツァルトの歌劇「魔笛」序曲からはじまりました。前評判通りの、かなりレベルの高い演奏が行われました。続いてR.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」が演奏されました。学生団体だと、とかく金管(特にホルン)の音が気になるのですが、無難にこなしていました。メインはブラームスの交響曲第3番ヘ長調でした。特に有名な第三楽章は感動ものでした。全体を通してかなり質の高い演奏で、超満員のお客さん方も感動したと思われます。

 アンコール2曲目で「歌声ひびく野に山に」を演奏しました。この曲だけ、歌詞がついており、観客と一緒に歌うというものでした。団員の歌唱の実力はともかく、観客参加型のステージには好感が持てました。後ろに座っていた、おそらく東大生か、その卒業生たちが、とっても大きな声で歌っていたことにも、微笑ましさを感じました。

     
    新潟大学管弦楽団第32回サマーコンサート  
     2011-07-05/クラシック  
   

 新潟市にある「りゅーとぴあコンサートホール」にて、7月2日(土)午後6時30分開演の、新潟大学管弦楽団による、第32回サマーコンサートに出かけました。中心部からは多少離れていたので、新潟駅から市バスで移動しました。まず、近代的なホールに驚きました。ステージがホールの中央にあり、パイプオルガンの前(ステージの後ろ)にも客席がありました。

 第1ステージ、ベートーヴェンの序曲「コリオラン」は、弦楽器の音色の素晴らしさに圧倒されました。次のハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」では、大変なホルンのソロも無難にこなし、また、それぞれのソロの持ち味を十分に発揮した、とっても楽しいステージでした。

 メインステージのチャイコフスキー交響曲第5番ホ短調では、聞き慣れた主旋律が心地よく響き渡りました。翌朝、新潟市のホテルで目覚めたとき、残響が頭の中を駆け巡っていて驚きました。それほどチャイコフスキーにはインパクトがありました。

 アンコール曲チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の「トレパック」も含めて、いずれのステージも、聞きやすい曲ばかりで、選曲のよさにも感激しました。楽しい一時を持てたこと、本当に嬉しく思いました。

     
    東北大学交響楽団第156回定期演奏会
     2011-07-01/クラシック
     平成23年6月25日(土)、東日本大震災の影響で延期されていた東北大学交響楽団の第156回定期演奏会が行われました。会場も東京エレクトローンホール宮城から、仙台国際センターに変更になりました。まだ仙台の大部分のホールが修復されていない中で、この仙台国際センターは被害を受けていないかのように綺麗に整備されていました。

 第1ステージはベートーヴェン交響曲第3番「英雄」の第2楽章。追悼演奏で行われたこのステージ前に、犠牲になられた方々への黙祷、指揮者の石川善美氏より挨拶(説明)と、拍手はしない旨の若干の解説がありました。コントラバスの音色が、心の奥に突き刺さるように、追悼演奏にふさわしい感動的なステージでした。

 第2ステージはワグナーの歌劇「リエンツィ」序曲、休憩の後、メインステージはシベリウス交響曲の第2番でした。話によると東北大学交響楽団の練習場が大震災で損傷を受け、まさに“流浪の楽団”状態での練習。本当に大変だったと思います。若さと情熱で、その心が伝わってくるような、学生団体ならではの感動的な演奏会でした。アンコールで演奏されたエルガーの威風堂々は、希望が持てる明るい未来を予感させる、パワフルな演奏でした。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。12月の第157回演奏会の悲愴も楽しみにしています。

     
    北オケ
     2011-06-19/クラシック  
   

 昨日の演奏会のことを思い出しながら、何気なくホームページを見ていたら、第20回北オケのホームページを見つけました。北オケとは「北日本医科学生オーケストラフェスティバル」の略称で、来年3月20日(火)春分の日に仙台で演奏会を行います。その演奏会のために全国から希望して参集した医学生が、仙台の秋保温泉で、3月14日から20日まで合宿をして、発表に望むのです。

 実は、私は、第19回北オケの演奏会を楽しみにしていました。今年3月20日(日)青森市文化会館大ホールで行われる予定でした。しかし、あの大震災のために、演奏会は中止になってしまいました。私はこの演奏会のチケットを、2月初旬に青森市文化会館まで購入しにいきました。学生の頃依頼、久々の青森でしたが、例年になく雪が多く、長野在住の人間にとっても歩行が困難でした。それでもチケットを購入することができました。開通したばかりの新幹線新青森駅から、隣の在来線青森駅まで、普通なら数分で着くところ、電車が来なくて2時間近くかかりました。帰りもやはり1時間以上かかりました。苦労して入手したチケットでしたので、余計に楽しみでした。しかし、中止になってしまいました。 

 私の悔しさなど、1年以上前から演奏会の企画をし、合宿や演奏会の準備をしていた弘前大学医学部医学科の学生たちの悔しさに比べれば、いかほどのものか。とても比較にはなりません。イベントの企画や準備はいかに大変であるか、よく知っているつもりです。震災後の連絡やら返金、引き継ぎなどの残務整理まで、本当に大変だったと思います。本番がなかっただけに余計に辛く、悔しかったと思います。第19回北オケは、本番の合宿や演奏会こそありませんでしたが、北オケの歴史の中の一ページに輝かしく残ったと思います。

 だからこそ、今度の北オケ20回演奏会は、19回の本番の分も合わせたパワーで実施されることを切に願います。まだ震災の後遺症は大きく残っていて、社会全体に暗いムードを漂わせています。でも、まだ半年以上先のこの演奏会で、復活の証を示してほしいと願います。若い学生さんたちのパワーが結集すれば、すごいエネルギーになります。必ず、聴きにいきます。

 第20回北オケHP http://kitaoke20th.web.fc2.com/ 

     
    室内楽定演
     2011-06-18/クラシック  
   

 2011年6月18日(土)、ザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール)で行われた、信州大学医学部室内楽団第四回定期演奏会に行きました。この演奏会は、第二回から聴かせていただいていますが、今回行われた、管弦楽による、モーツァルトの交響曲40番ト短調K.550第1楽章は、前回までとは比べもにならないほど立派な演奏でした

 初めて聴いた昨年夏の二回目の演奏会は、はっきり言って音楽と呼ぶにはあまりにも・・・・という状態でした。まだ発足したばかりの団体です(2009年6月発足)。普通のクラシックが演奏できるまでに数年は必要だろうと、おそらく私だけではなく、聴衆の皆さんはそう感じたことでしょう。ところが昨年暮れの第三回の演奏会では、見違えるように上達し管楽器の音に難はあったものの、聴くに堪えうる演奏となってきました。

 そして、今日の演奏です。そつがない演奏で、大変に素晴らしい音楽でした。学生生活が忙しい皆さんですので、無理は十分承知の上でさらに注文をつければ、第1楽章だけでなく第4楽章まですべて演奏してほしかったです。そして、アンコール演奏があったことはすごい進歩ですが、これも、弦楽でなく管弦楽の曲で行ってほしかったです

 パーカッションをはじめ、全体的にもう少し人数がほしいところです。きっと次回、そして来年に向けて、すごい勢いで成長していかれることでしょう。次回も必ず聴きに行きます。

     
    クレイジー☆フォー☆ユー  
     2011-06-18/ミュージカル  
   

 帰宅した今でも、まだ感動が収まりません感動しましたとにかく感動しました開演前、隣に座った卒業生2名から、今年、結婚することが決まったと聞いた瞬間から、その感動は始まったのかもしれません。帰り際に学生たちが、「先生が、絶対に後悔しないから観に行くといいよ、といった意味がよく分かりました。」「たとえチケットが一万円だったとしても安いと思います。」「最後、涙が出てきました。」などと声を掛けてくれました。それも感動の要因です。

 今まで劇団四季のミュージカルはのべ100回以上は観てきたと思います。その中でもこれだけの感動を味わうことは、そうはありませんでした。何が凄いか言葉ではとうてい言い表せません。とにかく感動なんです。

 最初のoverture(序曲)が鳴り出した瞬間から、もう感動は頂点に達していました。ガーシュウィンのアイ・ガット・リズムに魅せられました前回東京公演での生演奏に匹敵しました。加藤さんのタップ・ダンスはもう絶品です。感動(涙)あり、笑いありのストーリーも流石です。加藤さんと広瀬さんの二人のザングラーの掛け合い、そして何よりボビーとポニーの恋愛すべてが揃ったミュージカルでした。もちろん、衣装や照明、道具やバックなど、どれをとっても最高でした。

 二幕前のovertureで自然発生的に手拍子が出ました。凄いことだと思いました。まだ二幕が開かないのに、一幕の終わりが素晴らしかったからこそ出た拍手です。終了後のタンディングオベーションは当然のことながら自然に起こりました。また、本当に沢山の先輩たちが観に来て、わざわざ挨拶にきてくれました。みんなが一様に感動していたからだと思います。

 本当によいミュージカルでした。勇気と希望を貰えたミュージカルでした。また、早くクレージー☆フォー☆ユーが長野に来ることを強く希望します。次回は11月に「夢から醒めた夢」が長野に来ます。今回のクレージー☆フォー☆ユー同様、私が最も好きなミュージカルの一つです。また、違った感動を得るために沢山の人を誘って出かけたいと思います。

 大震災・原発事故・政治の混乱・消費税値上げなど、連日暗い、重いニュースが飛び交う中、心の底から笑えて感動できるミュージカルを観ることができて、本当に幸せな日でした。