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趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。 | ||||
信州大学医学部室内楽団第7回定期演奏会 | ||||
2012-12-30/クラシック | ||||
平成24年12月15日(土)14時から、松本のキッセイ文化ホール(県民文化会館)中ホールにて行われた、信州大学医学部室内楽団の第7回定期演奏会を聴きに行ってきました。第2回目より連続して聴かせていただいていますが、回を重ねる度に上達し、この日も素晴らしい演奏会でした。いつもアットホーム的な、手作りの演奏会という感じがします。しかも入場料は徴収しません。特にクリスマス前に行われるこのコンサートは、とてもほのぼのとしていて楽しみなものです。 いつものように前半は小グループによる学芸会的な雰囲気の発表が行われました。私が毎年楽しみにしているのは、後半の、年々成長が著しいオーケストラによる発表です。第2回発表会の頃は、発足間もないサークルでしたので、団員数が少なく、編曲等の工夫はあったものの、オーケストラと呼ぶにはほど遠い演奏でした。しかし昨年はかなりレベルがアップしたので、今年のベートーヴェン田園にはとても期待をしていました。 学生指揮者の指揮のもと田園の第5楽章が始まりました。期待通りの素晴らしい演奏でした。室内楽団から管弦楽団と名称を変更しても良いくらいの出来でした。医学部の忙しく大変な学業の合間をぬっての練習でしょうが、質の高い演奏を聴くことができました。 演奏会の全般を通して、金管に難はあるものの、それ以外は入場料を徴収しても良いくらいの発表会になっていました。毎回思うことですが、田園の第5楽章だけではなく、全楽章を聴きたかったです。今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。 |
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東北大学交響楽団第159回定期演奏会 | ||||
2012-12-04/クラシック | ||||
第159回の東北大学交響楽団の定期演奏会を聴きに行きました。会場は東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)でした。震災からしばらく遠ざかっていましたが、ようやく修繕がなされ、久々のホールでの演奏会でした。 指揮者の石川善美氏が、演奏の意義や作曲者、曲名などを紹介してから追悼の意を表すミサ曲が始まりました。やや薄暗いステージで厳かに演奏が行われ、会場いっぱいに響き渡りました。 第1ステージはヴェルディの歌劇「ナブッコ」序曲でした。よく耳にする有名な曲で、特に最後の盛り上がりの部分は興奮して聴くことができました。第2ステージは、ハイドンの交響曲第104番ニ長調で「ロンドン」と呼ばれている曲でした。これも有名な曲で、無難に演奏していました。 休憩後のメインステージは、最も注目していたチャイコフスキーの交響曲第4番ヘ短調作品36でした。チャイコフスキーの交響曲の中ではややマイナーな曲ですが、長い第1楽章のインパクトがものすごく、また、第3楽章のピチカートも、とっても綺麗に響いていました。第4楽章は東北大学交響楽団らしいエネルギッシュな演奏が随所に表れ、とても感動することができました。アンコールもチャイコフスキーの白鳥の湖「ワルツ」で、このパワフルな演奏も大変に優れていました。 6年前から年2回行われる定期演奏会にはほとんど足を運んできました。息子がこれで卒業となるために、今回の演奏会がおそらく最後の演奏会になると思います。いつも学生さんらしい溌剌としたステージに好感を持って聴かせていただきました。演奏会毎に長野から仙台まで移動したわけですが、このプチ旅行も楽しみでした。良い思い出をたくさんにありがとうございました。今後の末永いご活躍を祈念申し上げます。 |
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東北大学交響楽団第158回定期演奏会 | ||||
2012-08-08/クラシック | ||||
7月15日(日)午後2時30分より、東北大学交響楽団の第158回定期演奏会を聴きに行きました。会場は大学構内の川内萩ホールでした。 最初、東日本大震災の被害でお亡くなりになられた方々に対する慰霊の意味を込めたミサ、キリエエレイソン(主よ哀れみたまえ)が演奏され、続いて前プロのチャイコフスキーのバレエ組曲「眠れる森の美女」が演奏されました。はじめはやや不安定な音も聞かれましたが、徐々に実力を発揮してきました。 中プロのバルトークの組曲「ハンガリーの風景」は事前に何度もCDを聴き、耳慣れていたはずだったのですが、やはり難しい曲だと思いました。演奏はそつなくこなしていましたが、何となく親しみが持てないステージでした。 メインは最も期待していたブラームスの交響曲第1番でした。何回か演奏会で聴いた曲で、安心して聴くことができ、演奏の素晴らしさも相まって、楽しい時を送ることができました。 6年間に渡り、何度も東北大学交響楽団の演奏会を聴かせていただきましたが、いつも大変に質の高い演奏を楽しませてくれます。練習量の多さや音楽に対する誠実さを感じます。また、聴衆を見ていつも思うことですが、地元仙台の方々や特にOBと思われる方々の、この学生団体に対する温かい眼差しを強く感じます。聴衆も一体となってこの素晴らしい音楽会が継続しているんだなあと改めて思いました。卒業、入学と、世代はどんどん変わりますが、今後も末永く精進されて私たちを楽しませてほしいと思います。 今回は、アメリカのクリアウォーター市から来日した友人(中年女性)とその甥(高校1年生)の二人がこのステージを共に楽しみました。彼らは突然の、思いも掛けない誘いにとても喜びました。聴いた後は、大変に満足したと興奮気味に話してくれました。 |
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信州大学医学部室内楽団第6回定期演奏会 | ||||
2012-07-20/クラシック | ||||
平成24年(2012年)6月24日(日)午後2時から、松本文化会館中ホールにて、第6回の定期演奏会を聴きました。第2回目からずっと通して聴いてきた演奏会でしたが、回数を増す毎に技能が高まり、素晴らしい演奏になってきました。 お馴染み、個々のパートやメンバー達によるオムニバス形式の演奏は、各自の能力の高さを見せつけました。8番目に弦楽四重奏で行われた、ボロディンの第2番1楽章は、個々人の演奏技能の素晴らしさに加えて、練習の成果がとてもよく出ていました。 しかし、何といっても最後に行われたシューベルト交響曲第5番の第1楽章の演奏は最高でした。昨年も同様に思ったのですが、第1楽章だけしか演奏が行われないのはとても残念なことです。全楽章を通して聴きたかったです。このシューベルトの名曲が、学生指揮者のもと、音色も音量もぴたりと一つにまとまり、綺麗に仕上がっていました。人数的には少ない演奏ですが、普通のオーケストラと比較しても決して引けを取らない演奏だったと思います。 医学の勉強で忙しくて大変でしょうが、是非交響曲全曲にチャレンジして欲しいと思います。 |
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信州大学交響楽団第89回定期演奏会 | ||||
2012-06-03/クラシック | ||||
今回の演奏会は、指揮者、橘直貴氏のトークから始まりました。異例ではありましたが、指揮者の演奏にかける熱意が伝わってきてきました。 最初のステージはお馴染みシベリウスの「フィンランディア」でした。聴き慣れた曲で、合唱で歌った経験もあり親しみが持てました。演奏そのものは無難にこなしているといった感想です。次のグリーグの「抒情組曲」は、一転してあまり聴き慣れない曲でした。しかし繊細な音も綺麗に演奏していました。いつも心配される金管楽器も丁寧に演奏し、見事に仕上げていました。メインは、チャイコフスキーの「交響曲第2番」通称「小ロシア」です。これもチャイコフスキーにしてはマイナーな曲だと思いましたが、演奏は素晴らしかったです。指揮者のもと、学生たち全員が一丸となって演奏する姿に感銘を覚えました。アンコールの2曲もとっても迫力があり、素晴らしい演奏会でした。 過去2年間、続けて年に2度の定期演奏会を聴いてきました。その中で、最も完成度が高く、上手な演奏でした。初めて聞いた2年前は、ぬいぐるみやお面を使って舞台パフォーマンスをしなければならなかった団体でしたが、今回は明らかに、クラシック音楽そのもので勝負をしていました。たこ足大学と異名を取る信州大学は、学生が県下にちらばっていて練習も大変でしょうが、他の演奏レベルの高い大学と比較しても引けをとらない団体に育ってきました。長野県民として嬉しい限りです。 |
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第20回北オケ-仙台 | ||||
2012-04-17/クラシック | ||||
3月20日(火)仙台の川内萩ホールで、第20回北日本医科学生オーケストラフェスティバルが開催されました。東日本大震災の影響で、昨年度の青森第19回のフェスティバルは中止になりました。昨年度も楽しみにしていましたが、震災直後ではどうしようもありませんでした。おそらく昨年度運営に携わった弘前大学医学部の皆さんにとっては、さぞかし残念で悔しい思いをされたことと思います。その彼らの思いものせて本年度が開催されました。 本年度の主幹は東北大学医学部、実行委員長は医学科5年島田佐登志君、指揮は第1回目から連続で鈴木織衛先生でした。 第1ステージはフンバーディングのヘンゼルとグレーテル前奏曲、そしてレスピーギのローマの松と続きました。わずか一週間の合宿で仕上げたとは思えない、完成度の高い音楽でした。楽しみにしていたラフマニノフの交響曲第2番は期待通りの素晴らしい演奏でした。ステージ狭しと並んだ150名にも及ぶメンバーの迫力が迫ってきました。本当に充実したひとときでした。 この演奏会のために、久々に休みを取り、秋保温泉に滞在しました。温泉にゆっくりと宿泊することも久々でしたので、思いで残る春休みになりました。私の息子と娘の3名が出演したこの北オケは感激としか言いようがありませんでした。 |
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