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趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。 | ||||
第22回北日本医科学生オーケストラフェスティバル | ||||
2014-03-30/クラシック | ||||
2014年3月14日(金)夜6時から、横浜みなとみらいホール大ホールにて、第22回の北オケの演奏会がありました。一昨年仙台で行われた第20回演奏会を聴きに行って以来の、久々の北オケでした。一昨年は東北での開催ということもあり、開演前に東日本大震災のためのレクイエムが演奏されたりしましたが、あれから2年がたち、復興も徐々に進み、大都会横浜での演奏会は、輝かしい未来への希望が見える煌びやかな印象を持ちました。学生たちの真っ直ぐなパワーは、演奏を通して、私ども観客にもの凄いパワーを与えてくれます。 指揮は以前よりお馴染みの鈴木織衛氏でした。鈴木氏の指揮の下、最初のステージはサン=サーンスの「死の舞踏」、続いて、チャイコフスキーの組曲「眠れる森の美女」と続きました。あの大きなみなとみらいホール大ホールのステージ狭しと、100名を超す北オケメンバーが、エネルギッシュに演奏する姿には、いつもの事とはいえ、感動させられます。メインはグスタフ・マーラーの交響曲第1番「巨人」(花の章つき)でした。このマーラーの大曲に果敢にも挑戦し、僅か1週間ほどの合宿練習の中で見事に仕上げました。最後まで迫力ある演奏に圧倒されました。 アンコールはなかったものの、2時間以上にも及ぶ演奏会でした。しかし終わってみればあっという間でした。この素晴らしい演奏会が末永く続くことを祈っています。 |
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信州大学交響楽団第92回定期演奏会 | ||||
2013-12-31/クラシック | ||||
平成25年11月24日(日)にホクト文化会館(長野県県民文化会館)大ホールで19時から、また、同30日(土)キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)大ホールで14時から、信州大学交響楽団の第92回定期演奏会を聴きました。長野市での演奏家ではいつものように観客数が少なく残念でしたが、松本市の方はかなりお客さんが入りました。 はじめのステージはエロールの歌劇「ザンパ序曲でした。指揮櫻井優徳氏のもと、学生団体らしい力強い演奏でした。続く中プロは、ヴァイオリン独奏に篠原英和氏をお招きして、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番ト短調が行われました。この曲も素晴らしい曲でした。全体的に綺麗にまとめたステージでした。 メインはチャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調でした。私が好きな曲で、何度も演奏会で聴いた曲でしたが、今回のこの演奏はその中でも特筆すべき出来映えのステージでした。特に長野での演奏会は、いつも多少不安のある管楽器が無難にこなし、本当に素晴らしいものとなりました。先回聴いた東京交響楽団のチャイコフスキー交響曲第5番にも勝るとも劣らない名演奏だったと言えば褒めすぎでしょうか。そのくらい素晴らしい演奏でした。 |
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東京交響楽団長野公演 | ||||
2013-12-04/クラシック | ||||
2013年11月9日(土)午後2時より、ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)大ホールにて、東京交響楽団の長野公演が行われました。この演奏会は競輪の補助を受けていてチケットが大変に安かったことと、プログラムがオールチャイコフスキーであったことなどから是非行きたいと思っていた演奏会でした。 最初のステージでは、歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズが演奏されました。学生団体の演奏会を聴く機会が多い私にとっては、特に管楽器の優しい音色を安心して聴くことができ、流石プロと実感しました。 続くヴァイオリン協奏曲ニ長調は、クラシックの中で、今、私が最も好きな曲です。またこのヴァイオリンソリストである湯本亜美さんは、長野県の山ノ内町で誕生したと知り大変に驚きました。スズキメソードでヴァイオリンを始めたとのこと。私の子どもたちとも同世代であり、同じスズキメソードでレッスンや発表会をしていたことから、幼い頃、演奏会で一緒になったことがあるか思い出そうとしましたが、それは叶いませんでした。演奏は大変に満足のいくものでした。まだ若いのに、前に聴いた諏訪内さんにも劣らない、綺麗な響きを奏でました。サビの部分では背筋がゾクッとしました。 メインステージはお馴染み交響曲第5番でした。この有名な曲を無難に、美しいメロディーで仕上げていました。この演奏会は、選曲が私好みで、とっても楽しむことが出来ました。飯森範親氏の指揮も素晴らしかったです。 |
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ブルーノ=レオナルド・ゲルバーピアノリサイタル | ||||
2013-11-27/クラシック | ||||
思いがけず直前になってチケットを入手することができたので、10月24日(木)18時30分よりホクト文化ホールにて、ブルーノ=レオナルド・ゲルバーピアノリサイタルの演奏会を聴きに行ってきました。ブルーノ=レオナルド・ゲルバー氏は脚が不自由で、介添えがないと歩くことも困難な様子でした。まだかつての技術があるか心配されましたが、椅子に座り、ピアノを弾き始めたとたん、そんな心配をした自分が惨めに思いました。流石にプロです。 ピアノ曲では最も好きなベートーベンのピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」は素晴らしい入り方で、感動の一語に尽きました。続くベートーベンのピアノ・ソナタ第23番ヘ短調も好きな曲でした。ショパンのピアノ・ソナタ第3番ロ短調、同じくショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズは、繊細な、うっとりするような素晴らしい演奏でした。 |
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NHK交響楽団長野公演 | ||||
2013-11-27/クラシック | ||||
信濃毎日新聞創刊140周年記念の企画で、NHK交響楽団長野公演が行われました。9月15日(日)夕方5時30分開演。会場のホクト文化ホールはほぼ満員の入りでした。指揮者はN響名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット氏でした。年齢は84歳だったか86歳だったか、いずれにしても大層ご高齢の方でしたが、最後まで力強い指揮を披露してくれました。 すべてブラームスの曲で構成されたステージでした。最初のステージはお馴染み「大学祝典序曲」です。聴き慣れた曲でしたので、親しみを持って心地よく聴くことができました。日本では一流のオーケストラであるN響は、安心して聴くことができました。 中プロはハイドンの主題による変奏曲でした。これも美しい音色で満足のいくステージになりました。メインはこれのお馴染みの、交響曲第1番ハ短調でした。曲のメリハリがハッキリしていて、音も良く響いていました。アンコールはありませんでしたが、大変に満足のいく演奏会でした。最初にも述べましたが指揮者のパワーにはまさに脱帽でした。 |
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サイトウ・キネン・フェスティバル松本Gig | ||||
2013-09-16/クラシック | ||||
一度は聴いてみたいと思っていたサイトウキネンフェスティバルに出かける機会を得ました。しかも今年は小澤征爾さんが指揮を振るとのことで、とても楽しみにしていました。 一端引退した大西順子さんを小澤さんが無理矢理説得してピアノに迎え、大西順子トリオが奏でるジャズの演奏からスタートしました。ジャズにはそれほど馴染みがない私でも、凄いパワーに圧倒されながら、ステージを楽しむことが出来ました。次のステージはプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」組曲より5曲が演奏されました。陳琳さんの指揮でしたが、さすがにサイトウ・キネン・オーケストラ素晴らしい響きでした。 最後はいよいよ小澤征爾さん指揮のガーシュウイン作曲、ラプソティー・イン・ブルーでした。会場全体が興奮気味に小澤さんの入場を待ちかねました。小澤さん登場と同時にもの凄い拍手。でもそれ以上に驚いたのは、サイトウ・キネン・オーケストラの超一流の奏者たちの小澤さんを見つめる眼差しでした。尊敬?愛情?何と表現したら良いのか分かりませんが、みんなが小澤さんを信頼し、憧れ、慕っている、そんな様子が見て感じ取れました。演奏はもちろん、今まで聴いた中でも最も感動しました。おそらく練習期間は少なかったでしょうが、指揮者と奏者の心がピタリと合った、そんなステージでした。演奏が終わると同時に怒濤のような拍手が鳴り響き、それが超満員の会場全員のスタンディング・オベーションに変わりいつまでも続きました。本当に良い演奏会でした。 |
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新潟大学管弦楽団第34回サマーコンサート | ||||
2013-09-15/クラシック | ||||
2013年7月6日(土)18時30分から、りゅーとぴあコンサートホール(新潟市民芸術文化会館)で、新潟大学管弦楽団の第34回サマーコンサートを聴きました。7年ほど前からこの管弦楽団のコンサートを聴いてきて、技術的なレベルが高く、毎回感動する演奏会となっていたので、大変に楽しみにして行きました。メンバーが毎年入れ替わることもあり、レベルを維持することは大変なことだと思いました。 さて、演奏会はヴェルディの歌劇「運命の力」序曲から始まりました。力強い演奏でよく知っている曲であることも重なって、大変に満足のいくステージでした。続いて、シベリウスの交響曲第7番ハ長調が演奏されました。この曲は大変に難解で、事前にCD演奏を何度も聞き、勉強していったつもりですが、クラシックにそれほど堪能でない私には、耳に残り憎い曲でした。メインのブラームス交響曲第1番ハ短調は、打って変わって、何度も聞いたことのある曲でした。時々口ずさみたくなるような(もちろん声には出しませんが)余裕を持って聴くことができ、大変に満足しました。 指揮者の河地良智先生と楽団員の息もピッタリと合い、素晴らしい演奏会でした。アンコールのハイドンの主題による変奏曲も、しっとりとした美しい響きが感動的でした。 |
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信州大学医学部室内楽第8回定期演奏会 | ||||
2013-07-01/クラシック | ||||
6月29日(土)午後2時から、ザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール)にて、信州大学医学部室内楽第8回定期演奏会が行われました。このホールは地震で改築を余儀なくされ、ようやくリニューアルしたホールです。 室内楽団は、回を増す毎にぐんぐんと実力をあげている団体で、大変に楽しみにしていました。受付で手渡されたパンフレットを見ますと、結成が5年前、現在の5年生が中心となって20名でスタートしたものが、毎年新人が加わり、現在は80名近くの団体に成長したようです。 前半はうつものように、少人数でいくつかのグループでの発表でした。休憩後、最後に行われたオーケストラは素晴らしいものでした。ハイドンの交響曲第101番第2楽章は本格的なクラシック演奏でした。最後の久石譲の「もののけ姫」からアシタカせっきも、素晴らしい演奏でした。この2曲はこの団の実力を充分に発揮していました。学生指揮にピッタリと合い、綺麗に表情豊かに演奏されました。これだけの実力を維持することは大変だと思います。12月の演奏会も今から楽しみです。アンコールはLorey AndersonのThe Syncopated Clockでした。ポップスのジャンルですが、これも綺麗に、しかも観客が楽しめるように演奏してくれました。8回目の定期演奏会は、今までで最高に実力を発揮できたものだったと思います。 |
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信州大学交響楽団第91回定期演奏会 | ||||
2013-06-03/クラシック | ||||
6月1日(土)松本市のキッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)大ホールにて、信州大学交響楽団の第91回定期演奏会を聴いてきました。近年の信州大学交響楽団は、以前に比較してかなり技術が洗練されてきた印象を持っていますが、今回もその流れを受け、大変に素晴らしいクラシックらしい演奏会でした。 ベートーヴェンの序曲「エグモント」では、有名な曲ということもあって、安心して聴くことができました。チャイコフスキーの大序曲「1812年」は大太鼓の大砲に見立てた工夫など、アイディアが凝らされていて、また、学生団体らしい迫力で、大変に聴き応えのある演奏に仕上がっていました。シベリウスの交響曲第1番は、難しい曲にもかかわらず、迫力のある演奏で、丁寧に演奏されていました。事前に聴いたCDと比べるとかなりゆっくりのテンポで、それだけ演奏からこの管弦楽団の自信というものが伝わってきました。 とかく学生団体は、アンコールでドンチャン響かせて景気よく終わるパターンが多いと思っていましたが、いきなりペール・ギュント「朝」が流れたときは、驚きでした。確実に実力を身につけ、美しい演奏を聴かせていただき、ありがとうございました。 ただ、残念なのは観客は客席の半数程度しか入っていないということです。松本市は岳都、学都、楽都と、三つの都を謳い文句にしています。その楽都の松本市に籍を置く大学の、こんなに素晴らしい演奏会に、たったこれだけの観客しか入らないということは、どういうことなのかと残念に思いました。確かにサイトウキネンとか素晴らしいイベントがあることは知っています。しかし、90回を超すこの伝統ある素晴らしい演奏会に集客できないということは、一観客としても残念でしかたありません。市政の謳い文句と、現実とのギャップに唖然としてしまいました。 |
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