”saichi”のページ -blog-  
     2014年度
    趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。   
     
    信州大学交響楽団第94回定期演奏会  
     2014-12-03/クラシック
   

 11月29日(土)午後2時から、松本市のキッセイ文化ホール大ホールにて、信州大学交響楽団第94回定期演奏会を拝聴してきました。午前中仕事をして慌てて高速道路を使い一路松本へ。開演15分前にはホールに着きました。

 最初のヴェルディの「ナブッコ」序曲は聴き慣れた曲で、楽しく聴くことができました。

 次はベートーヴェン交響曲第8番でした。パンフレットの解説によると、この8番は、ベートーヴェン自身たいそう気に入っていた曲であり、「聴衆がこの曲を理解できないのは、あまりに優れているからだ」と言ったとか。私にはその優れているコトが理解できず、あるいは並外れて優れていて、心地良過ぎたせいか、曲の途中は睡魔との戦いでした。

 メインはチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」でした。予習を全くしてなかったので、やはりこのチャイコフスキーも睡魔との戦いになってしまいました。

 来年5月の演奏会には、必ずや反省を生かし、しっかり予習をしてのぞみたいと思います。

     
    SAITOKINEN FESTIVAL MATSUMOTO  
     2014-09-22/クラシック  
   

 2階席の最前列、しかも客席がやや飛び出した場所で、とても聴きやすく、また見やすい席でした。そんな良い席で、サイトウキネン・フェスティバルの演奏会を楽しむことができました。平成26年8月31日(日)16:00らの演奏で、会場はいつものキッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)です。指揮者の小澤征爾氏の体調も昨年より良く、素晴らしい演奏が期待できそうな予感がしました。

 第1ステージ、モーツァルトのセレナード第10番(グラン・パルティータ)7曲はとても綺麗な音色で終始しました。聴き慣れた曲も所々に登場し、親しみを持って聴くことができました。奏者は超一流の方たちで、終始安心して聴くことができました。

 メインのベルリオーズの幻想交響曲、いよいよ小澤征爾氏の登場です。客席からは割れんばかりの拍手が鳴り響きました。驚いたことに、奏者からも温かい拍手が沸き起こりました。普通の演奏会とは違う、まさにフェスティバルの名に相応しい盛り上がりでした。そんな興奮がさめやらぬ中で演奏が始まりました。息子からこの曲について、「ベルチオーズの人となりや曲の内容を熟知してから聴くとより楽しい」と言われていたため、ネットなどで事前学習をしておきました。情景を想い描きながらこの曲を聴くと、また一段と音楽の世界に入り込めたように思います。

 会場全体も、終始興奮している様子が何となく伝わってきました。演奏終了の拍手、歓声、スタンディングオベーションなどが、凄まじい勢いで小澤征爾氏とオーケストラに向けられました。小澤氏にはこれからも末永く演奏活動を続けていただき、この興奮をいつまでも聴衆に与えて欲しいと思いました。

     
    岡本隆生さんのご指導
     2014-08-20/ミュージカル  
   

 2014年(平成26年)8月18日(月)、文化北竜観に、元劇団四季の岡本隆生さんをお招きしました。前日夜遅くに長野市入りされた岡本さんを、早朝7時半にホテルにお迎えに行き、高速を使って一路文化北竜観へ向かいました。岡本さんは、劇団四季の「はだかの王様」では長いこと主役を演じられていて、多くの卒業生たちがその舞台を観ています。その岡本さんが直接ご指導してくださるということで、学生たちも気合いが入り、緊張もしていました。

 予定通り9時から練習が始まりました。まずリハーサルを見ていただきました。私も久々に学生の演技を見ましたが、衣装が出来、小道具を持って、台詞をしゃべり、歌い、踊ってる姿を見て、「実習などの忙しい合間を縫ってよくここまで仕上げてきたなあ」という感想を持ちました。1時間15分ほどのリハーサルの後、北竜湖までの車中で打合せをさせていただいたように、岡本さんは指導を開始してくれました。

 みるみる学生が変わっていく姿に、私は感動のしっぱなしです。適切な言葉を選び、学生にわかりやすく説明し、時折してくださる「見本」はまさに絶品です。劇団四季「美女と野獣」でコックスワースを演じられた岡本さんが、「人間に戻りたい」という台詞の見本を見せてくれた時に、私の中では学生が行っている「3つのブレスレット」と「美女と野獣」がダブり、涙が出そうになるくらい感動しました。

 前日までの雨が嘘のように晴れ渡り、北竜湖の体育館は熱気も混じって暑くてたまりませんでした。その中で15分ほどの昼食タイムを取った以外、ほとんど休憩もなく、夕方4時までビッシリとご指導いただきました。学生たちも、寸暇を惜しんで、食いつくように岡本さんのご指導を仰ぎました。おかげさまで、すぐにでも本番を行いたいくらい、学生の意識は高揚し、技術も高まりました。本当に充実した一日でした。

 長野駅までの車の中で、岡本さんから、学生たちの取り組みに対し、大変にお褒めの言葉をいただきました。出来たら本番も見たいと何度もおっしゃってくださいました。きっと学生たちも、一流の人に触れたこの経験は生涯の思い出に残ると思います。この日を迎えるために、ご協力いただいた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

     
    信州大学医学部室内楽団第10回定期演奏会  
     2014-08-16/クラシック
   

 早いもので、もう10回目をむかえる信州大学医学部室内楽団の定期演奏会に行きました。2014年(平成26年)7月5日(土)午後2時から、キッセイ文化ホール中ホールで行われました。第2回目から連続で演奏会には足を運んでいますが、今では室内楽としても、また、最後のステージで行う交響楽の演奏内容にしても、駆け出しという印象は全くなく、安心して聴くことができる団体になりました。あの第2回定期演奏会の、聴いている方が不安になる演奏が懐かしく思い出されます。

 今年で結成6年目と、医学部の学生からみると完成年度にあたる今年の定期演奏会ではプログラムも充実したものでした。まさに、創設メンバーである6年生のパフォーマンスが充分に発揮された演奏会でした。最後のカルメン組曲は、ここ数年感じることですが、交響楽団に変更しても充分に通用するレベルの高い演奏でした。毎年感じることですが、大変に忙しい勉強の中、よくこれだけの素晴らしい演奏ができるものと感心します。これからも継続して頑張って欲しいものです。

     
    ベルリン交響楽団  
     2014-08-15/クラシック  
   

 2014年(平成26年)7月1日(火)夜7時から、ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)大ホールにて、ベルリン交響楽団の演奏会を聴いてきました。シューベルト「未完成」、ショパン「ピアノ協奏曲第1番」。ベートーヴェン交響曲3番運命」が行われました。

 注目は、何といってもショパン「ピアノ協奏曲第1番」の山本貴志氏でした。リオール・シャンバダールの指揮とベルリン交響楽団の演奏にピッタリと息も合い、素晴らしいコンチェルトでした。長野県出身だから、地元だから、それだけの理由で今回抜擢されたんだろうと思っていました。そういうこともあったのかもしれませんが、そんなことはどうでも良い、そんなことは全く関係ない、素晴らしい演奏でした。

 有名なショパンの「ピアノ協奏曲第1番」ですが、私は初めて生演奏を聴きました。そしてこの演奏のおかげで、大好きな曲の一つになりました。

     
    松本ユースオーケストラ  
     2014-08-15/クラシック  
   

 2014年(平成26年)3月29日(土)午後6時から、松本市音楽文化ホールにて、松本ユースオーケストラの特別講演を聴いてきました。この団体は、全国の若手アマチュア演奏家が一夜の演奏会のために音楽の都・松本に集結し、演奏会をもつというものだそうです。出演者の出身を見ますと、全国の大学生がほとんどで、信州大学医学部の有志が中心となっているようでした。また、指揮者は、石毛保彦氏で、この方は信州大学医学部を卒業され、医師としての勤務された後、桐朋学園大学音楽学部に再入学された経歴をお持ちでした。

 最初のステージは、メンデルスゾーンの「美しいメルジーネの物語」でした。好きな学生たちが集まって、僅かな練習での本番。期待していなかったといえば嘘になりますが、実際は予想をはるかに上回る出来でした。セミプロといっても良いくらい、綺麗な音色で圧倒されました。続くブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」そしてメインのベートーヴェンの「交響曲第3番英雄」とプログラムは進みました。今まで聴いたアマチュア団体の演奏と比較しても圧巻でした。

 最後の挨拶で、来年以降もこの演奏会の可能性を示唆してくれましたが、是非また、聴いてみたいと思います。学生の本分があって大変だとは思いますが、この感動を再び味わいたいと思います。全く関係はないのですが、サイトウキネンオーケストラの学生バージョンのような印象をうけました。