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趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。 | ||||
信州大学医学部室内楽団第13回定期演奏会 | ||||
2015-12-24/クラシック | ||||
松本市の島内にあるザ・ハーモニーホールにて、2015年12月20日(日)の午後2時より、信州大学医学部の室内楽団による第13回の定期演奏会が開かれました。 最初のステージで、いきなり指揮者がサンタクロースの格好をして登場した瞬間、第2回定期演奏会の、まだ決して上手とは言えない頃のステージが頭を過ぎりました。あの頃は団が出来て間もない頃で、技術や練習時間の不足などを、なんとか演出で補おうとしていた頃だったと思います。当時のパワフルな先輩たちがこの3月に卒業して、レベルが落ちたのをカバーするための演出か?と一瞬、心配になったのです。 しかし、その心配は見事に裏切られました。かなりのレベルをキープしながら、演奏は例年のように進みました。むしろレベルがアップしたためか、難曲が多く、クラシック素人の私には、難解なものばかりでした。 そんなことで、最も楽しめたのは、ボッケリーニのメヌエットとシューベルトの交響曲第1番ニ長調、およびアンコールのステージでした。これらのステージは、ホールの良さも相まって、弦が素晴らしく響き、ウットリするほどの演奏でした。 また、やる気に満ちた新人が沢山入団したようで、これからの演奏会も楽しみです。頑張って継続してほしいと思います。 |
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信州大学交響楽団第96回定期演奏会 | ||||
2015-11-29/クラシック | ||||
11月28日(土)松本市のキッセイ文化ホールの大ホールで、信州大学交響楽団第96回定期演奏会が行われました。 指揮者は、石毛保彦氏で、3年前の松本ユースオーケストラの時に指揮者だった人です。その時にも触れましたが、石毛さんは、信州大学の医学部医学科を卒業され、医師として働いていたわけですが、どうしても指揮をしたいという思いから桐朋学園大学音楽学部に入り直して指揮の勉強をされ、指揮者になったという経歴の持ち主です。現在は指揮者として活躍されていますが、信州大学の卒業生である先輩を指揮者に迎えて、後輩達は大変に難しい曲に挑戦していました。 最初の、リムスキー=コルサコフの「皇帝の花嫁」序曲は、初めて聴く曲で、しかも予習をしてなかったものですから、演奏は上手で、良い音を出していたものの、不覚にも睡魔に襲われてしまい、終始それとの戦いでした。 次のラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」は、聴き慣れた曲で、しかも、ピアニストの下里豪志氏のピアノに魅了され、感動のステージでした。 メインステージのグラズノフの「交響曲第5番」は、やはり初めて聴く曲でした。第2楽章の軽快な入り方、第4楽章の情熱のこもった演奏は学生団体ならではのエネルギーに満ちあふれ、まさに圧巻でした。毎年メンバーが変わっていくなかで、これだけの力を維持し続けることは、日々の練習の賜なんだろうなあと、改めて感じました。とても楽しませて貰いました。 6年間ほど、この信州大学交響楽団の演奏を聴き続けていますが、最近は、質の高いクラシック音楽を楽しませてくれる団体に成長したと思っています。観客も少しずつではありますが、増えているようにも思いました。今後の活躍をお祈り申し上げます。 |
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信州大学医学部室内楽団第12回定期演奏会 | ||||
2015-07-05/クラシック | ||||
2015年(平成27年)6月27日(土)午後2時より、松本市のキッセイ文化ホール中ホールにて、信州大学医学部室内楽団第12回定期演奏会が行われました。プログラムの中で最も期待していた作品は、ドヴォルジャークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」です。この室内楽団の演奏会でいつも思うことは、最後に行われる交響楽が、毎回、最も大きな感動を味わうことができるということです。今年も、忙しい合間を縫っての練習で、よくこれだけの演奏ができるなと感心する素晴らしいステージでした。 それと、驚いたのは「揚げひばり」(ヴォーン・ウィリアムズ作曲)のステージに、ソロで登場したバァイオリニストの大曲翔氏です。さすがプロ。美しい音色で演奏してくださいました。まさか、入場無料のこの演奏会に、これほどの技術を身につけたプロが登場するとは思ってもいなかったもので、大変に驚きました。 この室内楽を創設した、力量も素晴らしかったメンバーたちがこの春に卒業し、多少不安な面もあって客席に着きましたが、そんな不安もあっという間にぬぐい去ることができました。急激に進歩してきたこの楽団も、いよいよ安定期にさしかかったという感を持ちました。いよいよこれからが実力を問われるときです。大変だとは思いますが、先輩たちが築いてくれた伝統を受け継ぎながら、素晴らしい舞台を目指していってほしいと願います。 |
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信州大学交響楽団第95回定期演奏会 | ||||
2015-05-19/クラシック | ||||
去る5月19日(日)午後2時から、キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)大ホールに、信州大学交響楽団第95回定期演奏会を聴きに行きました。 開演前には団長の佐藤さんが、インタビュー形式で指揮者の橘直貴氏にいくつかの質問を投げかけ、指揮者の紹介、曲の紹介及び交響楽団の紹介を兼ねて行いました。満員にはならない客席でしたが、皆さん熱心に聞き入っていました。このトークを聞くことで、演奏会に対する期待が高まったことは事実です。 最初のフィンランディア(シベリウス)はお馴染みの曲です。誰もが知っている曲は、失敗すれば誰もがすぐに分かってしまいます。しかし、学生らしい迫力で演奏しました。指揮者との息も見事にあっていました。続いて水上の音楽(ヘンデル)も、美しい音色が見事に表現されていました。 最後のドボルザークの交響曲第8番は、何度も聞いたことのある素晴らしい曲です。私はこの第4楽章の迫力が好きで、しかも学生たちの演奏はその期待に応えるだけの素晴らしいパワーを持っています。この演奏も名演でした。皆さんの今までの情熱や努力が伝わってきて、とても感動的な演奏会でした。アンコールの2曲もその“のり”の延長で、楽しませていただきました。 かつては、服装や小道具を変えて演出をしたりした年もありましたが、私には、実力のなさを誤魔化そうとした、馬鹿げた茶番劇にしか映りませんでした。しかし最近はクラシック自体を楽しませてくれる楽団に成長しているように思います。今後とも素晴らしいクラシックを聴かせていただきたいと思います。 |
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第11回信州大学医学部室内楽団定期演奏会 | ||||
2015-05-11/クラシック | ||||
平成26年(2014年)12月14日(日)長野県松本市のキッセイ文化ホール中ホールで第11回信州大学医学部室内楽団定期演奏会を聴いてきました。 完成年度であるこの年の演奏会は、メンバーも100名近くまで増え、室内楽というより管弦楽といってもよい構成になりました。もちろん経験者も多く、技術的にも優れたメンバーがたくさんいます。しかし医学部の学生さん達は大変に忙しい時間を調整しての練習で、さぞかし大変だったと思います。あと2ヶ月ほどで医師国家試験も行われます。そんな中でのドボルザークのスラブ舞曲は素晴らしいの一言に尽きます。もっと練習の時間さえあれば、完璧なオーケストラを聴くことができるのにと思いました。もちろんそれ以外のプログラムがまずかったわけではありません。個々の技術が引き立つよう、うまく調整されていました。 第2回目の定期演奏会から連続して聴かせていただいています。今後もますます素敵な演奏を目指して続けていってください。 |
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