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     2017年度
    趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。   
     
    長野フィルハーモニー管弦楽団演奏会2018.1  
     2018-02-26/クラシック  
   

 平成30年1月27日(土)18時より、長野フィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきました。会場は長野市芸術館のメインホールでした。松村秀明氏の指揮によるワーグナーの歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲で、演奏会が華々しくスタートしました。お馴染みのこの曲は何度も生演奏を聴いているので、心地よく音楽に聴き入ることができました。

 続いてラヴェル作曲の組曲「マ・メール・ロワ」でした。初めて聴く曲でしたが、どこか懐かしい感じがする曲でもあり、楽しんで聴くことができました。

 休憩を挟んで、ドヴォルザーク作曲の交響曲第8番が演奏されました。これは、今まで最も多く耳にした曲で、大好きな曲の一つでもあります。明るくしかも田園的な感じがするこの曲は、初めて聴いた頃から気に入った曲でした。この大曲を、長野フィルの皆さんは、村松秀明氏の指揮の下、素晴らしい演奏をしてくださいました。長野市がウィーンとの姉妹提携を機にこの長野フィルハーモニー管弦楽団はスタートしたと聞いています。ウィーンフィルと交換会が出来るくらいのオーケストラに育ってほしいと思いました。

     
    長野楽友会2018ニューイヤーコンサート  
     2018-02-12/クラシック  
   

 2018年1月3日(水)午後2時から、ホテル犀北館の2階ボールルームにて、長野楽友会によるニューイヤーコンサートがありました。

 バッハの「ブランデンブルグ協奏曲」第3番から始まり、ヴィヴァルディに協奏曲集「調和の霊感」より「二つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲」へと進みました。コーヒーが振る舞われた休憩の後には、スークの「弦楽のためのセレナード」、シュトラウスのワルツ「芸術家の生活」と続きました。指揮者は山下純司氏、チェロ独奏は宮澤等氏、ヴァイオリン独奏は古川園子氏と大井俊恵氏が行いました。

 ゆったりした空間の中、お馴染み、名司会者の詳細な解説も加わり、楽しい一時を送ることができました。

     
    あい弦楽四重奏団 X'masミニコンサート  
     2018-01-08/クラシック  
   

 2017(平成29)年12月21日(木)の16時から、篠ノ井総合病院の本館棟1階ロビーでミニコンサートがありました。そのロビーは、病院の大改築により新しくなったばかりのモダンな建物でした。演奏者は、近藤(1バイオリン)、島田(2バイオリン)、和食(ビオラ)、勝村(チェロ)の4名。内3名は篠ノ井総合病院に勤務するお医者さんで、1名はお医学生でした。

 入院患者やその付き添いの方々、お医者さんや看護師の方々、病院をたまたま訪れた方々を前にして、四人の奏者がクリスマスにちなんだ曲を演奏しました。モーツァルト作曲のアイネクライネナハトムジークの第1楽章、第2楽章から始まり、ハイドンの弦楽四重奏「ひばり」、ホフシュテッターの弦楽四重奏曲第17番第2楽章、パッヘルベルの「カノン」と続きました。そして最後にグルーバー作曲の「きよしこの夜」を演奏しましたが、観客の方々の歌声がホールいっぱいに響き渡りました。アンコールで朝のNHK連ドラ「おひさま」のメインテーマ曲を演奏し、終演になりました。

 おそらく大変に忙しい業務の合間に練習を重ねたことと思いますが、和食先生の解説と、4名の心温まる演奏に、大変に気持ちが安らぐ素敵な一時を送ることが出来ました。入院患者の皆様にはとりわけ充実した一時であったのではないかと思われます。有り難うございました。

     
    ROYAL CONCERTGEBOUW ORCHESTRA 演奏会
     2017-11-24/クラシック  
   

 平成29(2017)年11月20日(月)サントリーホールで行われたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会に行ってきました。これは富士電機スーパーコンサートとして行われたもので、おそらくオランダの関係する来賓が多数いらしていたのではないかと思われます。憲仁親王妃久子様もご来場なさっていました。私の下の息子が就職して、その給料でこのチケットをプレゼントしてくれたため、このような素晴らしい演奏会に行くことができました。

 超満員のサントリーホールで、19時の開演と同時になり始めたベートーヴェンのヴァイオリンコンチェルトのパーカッションの音が綺麗なことに感心し、続いて静に鳴り響く木管楽器の演奏にとても感動しました。その後に続くヴァイオリンの音を聞いたとき、世界でも最高の管弦楽団と言われていることの意味が分かったように思いました。フランク・ペーター・ツインマーマンのヴァイオリンソロは、とにかく凄かったとしか言いようがありません。全身を使った迫力あるソロは、このオーケストラに相応しいソロでした。

 続いてのブラームスの交響曲第1番は、学生団体から始まって一般の管弦楽団まで数多く演奏され、最も聴いたことのあるポピュラーな曲でした。そのお馴染みであるはずの曲が、首席指揮者のダニエレ・ガッティと、この管弦楽団の演奏にかかれば、見違えるような音を奏でるのだと、感動のしっぱなしでした。第四楽章終了と同時に会場から拍手が鳴り響きました。私はそれだけが少し残念でした。あんなに早く拍手をするのではなく、ほんのわずかでいいから、曲の終わりの余韻に浸っていたかったと思いました。

 最後のアンコールはありませんでしたが、十分に満足のできる演奏会で、また、チャンスがあったら是非聴きたいと思いました。素晴らしいプレゼントをしてくれた息子には大変に感謝です。

     
    合唱団あい第36回~はつゆきコンサート~  
     2017-11-19/合唱  
   

 昨日、平成29(2017)年11月18日(土)午後6時30分より、合唱団あいの定期演奏会に行ってきました。別名、「はつゆきコンサート」の通り、まさに初雪が降り出しそうな寒い日でした。

 指揮は田中裕士氏、伴奏は板倉みどり氏、そして団長はお馴染み、竹内光弘氏でした。

 最初のステージは、Will Todd作曲のJazz Missa Brevisでした。ずっと歌い継がれるミサの偉大さに関するテレビ放映で、今ではジャズなどのスタイルで演奏されることも増えているという番組を、最近見たばかりでしたので、「これがそのミサだ」と思いながら聴かせていただきました。しかし、グノーやケルビーニのミサが好きな私には、ちょっとなじめない感じがしました。

 第二ステージは、谷川俊太郎作詞、松下耕作曲の「すこやかに おだやかに しなやかに」という混声合唱とピアノのための曲でした。美しい詩に、綺麗なメロディー、ハーモニーが奏でられ、いかにも「これぞ混声合唱」といった素晴らしいステージでした。第三ステージは、指揮者が、「上手くいけば大変に素晴らしい編曲」だと言っていたアカペラクリスマス特集でした。お馴染みの旋律が次々に流れ、確かにたいそう難しそうなハーモニーで、一足早いクリスマス気分を味わうことができました。

 休憩を挟んで第四ステージは、あいオリジナルの「とある日の喫茶店~合唱で綴る音楽今昔物語~」でした。最近のあい独特の多少小芝居や台詞の入ったステージで、しかも高齢の私には馴染みの曲が多く、気軽に楽しむことができました。パンフレットの表紙に「喫茶店あい」という文字がありました。合唱団「あい」の名前由来の一つでもある喫茶店の中で、この合唱団の命名をした遠い昔を懐かしく思い出しました。

 ただ、残念なことも書きます。第一から第三ステージは、時間ぎりぎりで入場したこともあり、後ろの端の席に座りました。近くにカメラマンがいて、ずっと、しかもほとんど絶え間なくシャッター音がして、とても気になりました。二階席で撮影するとか、配慮が欲しかったように思います。それで休憩時に移動し、第四ステージは中央付近の中央通路側に座りました。ところが隣に座っていたおじいさん達が、演奏中でも会話をしたり、パンフレットを丸めて、自分の手をポンポン音を出して叩き続けました。こちらも大変に苛つきました。そんなことがあったせいか、演奏が終わったときにはかなり疲労していました。

     
    新潟メモリアルオーケストラ第27回定期演奏会  
     2017-10-27/クラシック  
   

 今月1日(日)新潟市にある、りゅーとぴあコンサートホール(新潟市民芸術文化会館)にて、新潟メモリアルオーケストラ第27回定期演奏会が催されました。

 14時開演とのことで、昼食を市内のどこかでと思い、新潟市内にある瓢(ひさご)寿司さんへ入りました。日曜日にやっているお寿司屋さんは少ないとのこと。気さくで話し好きなご主人が握ってくださったそのお寿司は、大変に美味しく、また行きたいと思えるお店でした。

 開演前にロビーコンサートがあり、その演奏を少し聴いただけで、レベルの高さが分かりました。これで入場無料というのは、お得感がいっぱいです。

 本番は、ワーグナーの歌劇「ローエングリン」第一幕への前奏曲エルザの大聖堂への入場からスタートしました。大部分が新潟大学管弦楽団の卒業生で編成されているこのオーケストラは、本当に音楽が好きな人たちの集まりなんだなあと、改めて感じられるステージでした。

 続いて、お馴染みのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ソリストは風岡優氏で元群馬交響楽団のコンサートマスターをされた人です。小柄な体から繰り出されるそのダイナミックな音に感動させられました。

 メインはショスターコーヴィチの交響曲第12番「1917年」でした。初めて聴くこの曲は、大音量の連続で、何となく入場無料にした理由が分かったような気がしました。来場客に聴かせること以上に、団員達の皆さんが自己満足を味わいたいと強く願う演奏会のようで、まさにその願いは達成できていたように思いました。奏者が満足する演奏ですから、もちろん、観客も大満足でした。

 ショスターコーヴィチの交響曲第13番(バビ・ヤール)は、以前、自分でもステージに上がったことがありましたが、12番を聴くのは初めてでした。工藤俊幸氏の指揮の下、素晴らしい演奏会で、とても興奮、満足しました。

     
    2017秋長野フィルハーモニー管弦楽団演奏会  
     2017-10-09/クラシック  
   

 長野に住んでいながら、初めて長野フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴く機会に恵まれた。2017(平成29)年9月18日(月)14時開演。ウイーンとの姉妹提携事業ということで催されたこの演奏会は、指揮にはウイーンで活躍中のゲオルク・マルク氏、客演としてヴァイオリンのビルギット・コーラ氏、ヘルムート・ラッキンガー氏、ヴィオラのローマン・ベルンハルト氏、チェロのアッティラ・セケリィ氏を招いての大変に豪華なものでした。

 第一ステージは、長野県高等学校選抜オーケストラによるベートーベン序曲「命名祝日」で、若い生徒の皆さんが熱心に演奏をしてくれました。

 第二ステージは、モーツァルトのフルート協奏曲第2番で、フルートは世界各地で活躍しているアルベルト・モラ・グリソ氏でした。流石にハイレベルの演奏を披露してくれました。

 そして、メインはマーラーの交響曲第4番、ソプラノソロは長野県出身の三井清夏氏。マーラーは聴き応えのある演奏で、終始、興奮させられました。三井氏のソプラノも綺麗でした。

 普通なら招待席にもなる、1階通路のすぐ後ろの中央で聴くことができました。そのこともあって、いずれも素晴らしい音色で、大いに満足することができました。長野発信のオーケストラとして、ますます、日本に、世界に名をとどろかすような団体に成長して欲しいと思います。次回は1月とのこと。楽しみにしています。

     
    長野楽友協会2017サマーコンサート  
     2017-09-23/クラシック
   

 2017年(平成29年)7月17日月曜日(海の日)に長野楽友協会の2017サマーコンサートがありました。会場はホテル犀北館の2階ボールルームでした。まず、犀北館にボールルームがあることに驚きました。長野にもダンス文化が広まりつつあることを嬉しく思いました。

 さて、演奏は鈴木彰久氏の指揮の下、ヘンデルの「合奏協奏曲」から始まり、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」へと続きました。ヴィオラは長野市出身の西村友見さん、ヴァイオリンは古川園子さんで、美しい音色を響かせてくれました。西村さんは、ドイツをはじめとして世界で活躍されている方だそうです。

 休憩を挟んで、ウェーバーの「ファゴットとオーケストラのためのアンダンテとハンガリー風ロンド」そしてメインはモーツァルトの「交響曲第41番ジュピター」で締めくくりました。ファゴットの古川結子さんはさすがに素晴らしい演奏でした。メインのジュピターは感動を伴う演奏でした。

 普通のホールではない、ホテルのボールルームでの演奏会で、多少心配しましたが、予想に反して室内は大変に響きわたり、素晴らしい真夏の一時を送ることが出来ました。

     
    Ensemble Caprice 演奏会  
     2017-07-23/クラシック  
   

 平成29年(2017年)1月9日(月)成人の日、松本の市民芸術館小ホールにて、Ensemble Capriceの演奏会がありました。たまたま、チェロ奏者の茅野さんと知り合いで演奏会に足を運びました。この演奏会はその茅野さんが中心となって親しい友人を集めたCaprice(気まぐれ)な演奏会とのことでした。メンバーは8名でしたが、音楽関係の大学出身の方もいたり、現在、楽団に属して活躍している方たちばかりで、素晴らしい実力を兼ね備えた方々でした。

 私の息子が受付でお手伝いをしていたこともあって、肩が凝らない、気軽なクラシックコンサートでした。しかし、曲目はボロディンの弦楽四重奏曲第2番第1楽章、ヴィヴァルディの調和の霊感、メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲全曲と、かなりしっかりした内容で、また技術的にも申し分のない方たちばかりで、新春から、クラシックの魅力を十分に堪能させていただきました。

     
    合唱団あい第35回~はつゆきコンサート~  
     2017-05-14/合唱  
   

 2016年(平成28年)11月19日(土)、千曲市更埴文化会館(あんずホール)にて、「合唱団あい」の第35回定期演奏会に行きました。年に1回の定期演奏会ですので、35年を迎えたことになります。初めて定期演奏会を行った頃のことをよく覚えているので、継続されて皆様には感謝の気持ちで一杯です。コンサートのサブタイトル~はつゆきコンサート~も、第1回目から変わりありません。

 現代宗教曲集から始まり混声合唱組曲「私が私に出会うとき」と続き、第3ステージではディズニーノスタルジックメドレー、最後のステージでは「あいの歌謡ワイドショー」で締めくくりました。オーソドックスなステージから、オリジナルのステージまで、幅広く取り組んでいる様子がうかがえました。今年も第4ステージでは、楽しいステージを演出しようと工夫がなされていました。どちらかというと自己満足的なパフォーマンスではありますが、会場に参集した人たちもみな身内のようなものですから、それもありだと思いました。

 私は、個人的には、合唱のために作曲された普通の合唱曲が好きです。ぜひポピュラーな合唱曲のステージも1つは入れていただければと思いました。

 合唱団あいが結成された頃は、30歳代が誰もいなく20歳代以下で構成される、メンバーが最も若い合唱団でした。今では当初から継続して35年経過された方も何人かいらっしゃいます。年輪と共に素敵な合唱団に成長されています。次回も期待したいです。