”saichi”のページ -blog-  
     2019年度
    趣味の音楽鑑賞、観劇などの様子、今まで長く関わって来たスポーツ・体育に関することなどを掲載しています。   
     
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ホール開館15周年記念事業  
     2019-11-24/クラシック
   

 2019(令和元)年11月19日(火)、ついに念願のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行くことが出来ました。以前のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の時と同じく息子に招待されたもので、本当に心から感謝です。

 会場は、これもはじめて訪れるミューザ川崎シンフォニーホールでした。オーケストラには理想的な空間を描いている素晴らしいホールでした。この会館の15周年事業での演奏会とのことでした。会場に入ると、コントラバスが下手奥に並んでいたり、ビオラの席が前に並んでいたりして、いつもと違う雰囲気にドキドキさせられました。

 指揮は、超有名なズービン・メータ氏です。80歳を越しているご高齢で、杖をつきながら登場して椅子に腰掛けての指揮でしたが、迫力があるすばらしい曲を創りあげていました。

 最初のステージはR.シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」でした。この曲を今までに聴いたことがなかったので、事前に何度かCDを聞き、予習をしました。最初に聞いたときにはしっくりこない感じがありましたが、何度か繰り返して聞いているうちに、聞き心地の良い曲になり、当日を楽しみにしていました。座っていた席の関係があるかもしれませんが、楽器一つ一つの音が互いに溶け合い、それなのに立体的(三次元的)に聞こえてくるような、不思議な感じでした。音楽がとても美しく、ゆったりとした豊かな気持ちになりました。チェロのソロは、ルートヴィヒ・クヴァント、ヴィオラのソロは、アミハイ・グロスでした。この二人が奏でるドン・キホーテとサンチョ・パンサの掛け合いは、それは素晴らしいものでした。こういう曲を創ったR.シュトラウスの偉大さも、改めて感じることができました。

 休憩の後は、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」でした。あまりにも有名なこの曲は、私も何度か演奏会で聴いたことがありました。最初ナポレオンのために書き始めた曲が、皇帝に即位したことに失意して題名を変えたこと、ベートーヴェン自身の聴覚が衰えて、絶望した後の作曲であることなど、この曲に対する知識もそれなりにあったので、それらをふまえながら聴きました。葬送行進曲などは胸にグッとくるものがありました。本当に感動的な演奏でした。

 これで、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の、世界三大オーケストラの演奏を聴くことができました。最初にも書きましたが、全て息子の計らいで実現したことです。

     
    ベルリン放送交響楽団  
     2019-08-03/クラシック  
   

 2019年3月22日(金)夜7時から、ホクト文化ホールの大ホールで行われた、ベルリン放送交響楽団の公演を聴きに行きました。この公演は、大好きなブラームスのヴァイオリン協奏曲と、マーラーの交響曲第1番「巨人」が演目にあったことで、長野に来ることが分かった時から楽しみにしていました。また、このヴァイオリン協奏曲のソロを諏訪内晶子さんが演奏することも楽しみの一つでした。

 ウラディーミル・ユロフスキー氏の指揮で、ヴァイオリン協奏曲の演奏が始まりました。定評あるベルリン放送交響楽団の演奏をバックに、諏訪内さんの美しい中にも迫力のあるソロ演奏は、とても聴き応えのある素晴らしいものでした。

 マーラー交響曲1番「巨人」は、音楽自体が持っている現代性だけでなく、重みのある深い音楽性を感じました。今回の演奏を聴き、ますますブラームスのヴァイオリン協奏曲とマーラーの交響曲1番「巨人」が好きになりました。このような演奏会が度々聴きに行けると良いのですが、この長野ではそういう機会は滅多にありません。数少ない機会だからこそ、事前に色々なCDを聴きまくって、ある意味予習をしていくことが楽しみになっています。

     
    ウィーン・フルハーモニー管弦楽団長野公演  
     2019-07-05/クラシック
   

 長野県県民文化会館開館35周年・ウィーン楽友協会姉妹提携35周年記念事業として、2018(平成30)年11月18日(日)に、長野市のホクト文化ホールでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴く機会を得ました。長野市でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会へ訪れる機会はこれで2度目です。先回の興奮を思い出しながら、大変に期待して会場に向かいました。

 午後3時開演、モーツァルトのオペラ「魔笛」の序曲でスタートしました。世界的にも有名な、オーストリアのフランツ・ウェルザー=メストの指揮は素晴らしいものでした。「魔笛」序曲も有名な曲で、何度も耳にしたことのある曲でしたが、とても素晴らしい音楽で最初から圧倒されました。

 続いては、これもとても有名なピアニスト、ラン・ランによる、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調でした。何と表現したらよいのか分からないほど、素晴らしい演奏でした。興奮と感動とが入り交じる、最高の演奏であったと思います。

 メインは、これも有名な曲であるブラームスの交響曲第2番ニ短調でした。メインを飾るにふさわしい大曲で、しかも何度も聴いたことのある曲で、親しみを持っていたので、とても楽しむことができました。

 このような素敵な演奏会が長野で行われることをとても嬉しく思います。充実した時間、至福の時間を過ごすことができました。先回の時もそうでしたが、通路のすぐ後ろの素晴らしい席を確保してくれた息子に感謝です。

     
    ブロードウェイ 
     2019-05-01/ミュージカル
   

 5月1日(水)、アメリカに住む長男宅を訪れたついでに、以前、我が家でホームステイをしていたフロリダの友人とニューヨークで落ち合い、ブロードウェイのミュージカルを観る機会を得ました。

 ずっと(十数年間)、創作ミュージカルの指導に関わっていた頃、いつかは本場のミュージカルを観てみたいと思っていたので、その夢が実現したわけでもあります。

     ←PHANTOM OF THE OPERA
   

 最初に観たものは、大好きなミュージカルの一つである「PHANTOM OF THE OPERA-オペラ座の怪人」でした。以前に、劇団四季ミュージカルで、これを十数回観ていましたので、ストーリーはだいたい頭に入っていました。そのため、英語が苦手な私にも意味は伝わってきました。

 何度観ても、ファントムの感情の推移は、あり得ないことだと客観視をすることが出来、一方では共感もできて、大きな感動を味わうことができます。バレエの踊り、オペラの歌曲など、どれもバレエやオペラの本物の舞台には劣らない、素晴らしい舞台芸術であると思います。

 客席は超満員でしたが、ゴールデンウィークを利用してきたと思われる日本の女性2人が、ニューヨークの劇場で、偶然隣の席に座ったことにも驚きました。

 せっかくニューヨークまで来たのだから、もう一つミュージカルを観ようと思い、「WICKED-ウィキッド」を観劇しました。 

    WICKED→ 
   

 ウィキッドも、劇団四季のものを2度ほど観てあったので、およそのストーリーは分かりましたが、オペラ座ほどではなく、意味がよく分からない箇所がいくつかありました。オズの魔法使いの続編というか、別のストーリーというか、魔女2人の違いがキャスト(配役)、歌唱、演技等で上手く出され(表現され)、感動的なミュージカルでした。

 アメリカ旅行のスケジュールがきつい中、二つの本場ミューカルを観劇でき、本当に充実した楽しい一時を送ることができました。チケットを入手してくれたフロリダの友人に、とても感謝しています。