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第9回創作ミュージカル 『魔法のペンダント』

あらすじ

第1幕
 203X年の人間の国はみんな言いたい放題、わがままのし放題。それを見た魔法の国の王様は、娘の「さお姫」に二つの条件を出し、人間のわがままを直してくるように告げた。
 一つは、何にでも変身できる魔法のペンダントが一つになるまでは、魔法の国に戻ってはいけない。(人間のわがままを直すことができると、魔法のペンダントは一つになる。)
 もう一つは、人間の国で使える魔法は、魔法のペンダントを使って、変身させることだけ。という条件である。
 それらができたなら、どんな魔法でも使えると言われている魔法のタクト(魔法の国の後継者が持てる物)を譲ることを約束し、嫌がる「さお姫」を人間の国に行かせることに成功した。
 人間の国で「さお姫」は、わがままな小学生「りんか」に出会う。「さお姫」はぺンダントを使って変身させる魔法で「りんか」を「犬」、「巡査」、同級生の「優」に変身させ、わがままを直そうとする。「りんか」は変身を繰り返していくうちに、次第に感謝の心や、優しさ、温かさ、そして、人のためになることのすばらしさを感じていく。 
 そのことに気づかない「さお姫」は、「りんか」の勝手な行動に腹を立て、喧嘩になってしまう。さらに、それを止めに入ったOLの「まこ」に大けがをさせてしまう。
 そんなとき、「りんか」が、手術をする間だけでも、「まこ」と変わりたいと申し出、止める「さお姫」を押し切って、「まこ」に変身する。
第2幕
 「まこ」が入院した病院に泥棒がペンダントを盗みに入るが、みんなで協力して捕まえ、被害もなく、また、手術も無事に終わる。
 しかし、「まこ」に変身した「りんか」が意識を取り戻し、元に戻ろうとするが、ペンダントが欠けていて元に戻れない。
 すべての事情を話し、みんなに手伝ってもらって、ペンダントのかけらを捜すが見つからない。
 苦痛の中で、魔法のタクトをあきらめた「さお姫」は魔法の国に帰って王様に助けを求めようと決心した。
 「さお姫」自身が自分のわがままに気づき、人を思いやれる心を持ったことを知った王様は、「さお姫」と「りんか」を助けてくれた。 
 無事、元に戻れたことを、全員で喜び合ったその時、「さお姫」は、ペンダントが一つになっていることに気づく。 「さお姫」は、「りんか」のわがままを直し、また、自分のわがままをも克服して、魔法の国の後継者として認められたのだった。

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