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第10回創作ミュージカル 『白と黒』

あらすじ

 文化小学校の6年生がきのこ狩り遠足に行くことになった。教室ではそのためのグループ決めをしていた。
 そんな中で、悪ガキ軍団の香菜枝・由利華・豪・武蔵と、とてもまじめな愛・博士・リーダーの7人が一緒のグループになってしまう。
きのこ狩りの最中、古ぼけた祠の前で、武蔵は瓶の中に閉じ込められていた“アクオウ”を外に出してしまった。
 そうとは知らず、祠の中にあった地図を見た悪ガキ軍団は、「宝の地図だ」と言い出した。
 その話を盗み聞きしたタヌキたちは、地図を奪おうとして、地図の一部を破いて持っていってしまった。
 7人は地図を頼りに宝を探しに行くことにした。タヌキも、宝を横取りするために子どもたちを追いかけた。
 山奥に入った7人は、目の前に白と黒の洞窟を見つけた。黒の洞窟には悪ガキ軍団が、白の洞窟には優等生グループとタヌキたちが入った。
 白の洞窟の中には『福の神』、黒の洞窟の中には『死に神』という“アクオウ”の分身が待ちうけていた。
 “アクオウ”は自分の手下にしようと、子どもやタヌキたちにテストをさせることにした。
 パン屋のパンを、無断で食べたり、落ちていた財布を手に入れたりして、黒の洞窟の悪ガキ軍団はテストに合格した。
 一方、それをしなかった白の洞窟の優等生グループは不合格となってしまった。
 しかし、テストに合格したはずの悪ガキ軍団は、“アクオウ”の手下として捕まってしまう。
 テストに疑いを持った優等生グループは、帰りたいというタヌキたちと別れ、悪ガキ軍団を助けに向かった。
 “アクオウ”たちとの戦いの最中に、怪我をした愛を助けるため、豪が洞窟の入り口へ向かった直後、香菜枝と由利華が隙を見つけて、その場から逃げ出した。
山神様 仲間
 戦いが終わった時、タヌキたちを捕まえてきた『福の神』は、子どもの数が少ないことに気づく。
 その瞬間、タヌキたちが化け、“アクオウ”たちがひるんだ隙に、全員が逃げ出す。
 “アクオウ”たちは、先回りして待ち伏せをすることにした。
 逃げてきた香菜枝と由利華を目撃した豪は「許せない」と憤るが、愛は、「逃げられて良かった」と言う。
 そんなところヘリーダー・博士・武蔵やタヌキたちが逃げてきた。そこで、タヌキたちは、「みんなの後をつけて、宝を横取りしようとした」ことを詫び、子どもたちと仲良しになる。
 そんな時、黒の洞窟で香菜枝と由利華が “アクオウ”たちに捕まるのを目撃する。
 逃げ出した香菜枝たちを非難し、帰ろうとした仲間たちを、ますます傷が悪化し、苦しくなってきた愛だけが「助けなければいけない」と訴える。
 その愛の姿や言葉に感動した子どもやタヌキたちは、香菜枝たちを助けに行くことに決めた。
 再び“アクオウ”たちと勇敢に戦ったが、子どもやタヌキたちは敗れてしまった。ところが・・・
 博士が、地図を出し、タヌキがその破れた部分を出して、それらをつなぎ合わせると、そこに“アクオウ”の倒し方が書かれていることを発見したのだ。
 “アクオウ”を瓶の中へ封じ込めて、7人は無事に学校に戻り、先生やクラスの仲間たちと再会することができた。
 それからの悪ガキ軍団と、優等生グループは、どのグループよりも仲良しになったのだった。

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